新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
2022年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
2021年は、一昨年に続き全世界的に新型コロナウイルスの感染拡大により社会や経済に多大なる影響が及ぼされた一年でした。
延期や無観客など様々な施策はありましたが、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、合わせて約200の国と15000人を超える選手が参加し、パンデミック下においても世界がスポーツを通じて一つになれた事、私たちに多くの感動と笑顔を与えてくれた意義ある大会だったと思います。
ただ、その裏ではオリンピック・パラリンピック関連の詐欺サイトが多数出現し、クレジットカードの情報を入力させ、情報を盗みとるサイトも現れていました。
また、一年を通してもっとも多かったサイバー攻撃を挙げるならランサムウェアになるかと思います。
国内外に問わず被害が多発しており、国内で言えば昨年の10月に発生した徳島県つるぎ町立半田病院におけるランサムウェア攻撃などは典型的な事例だといえるでしょう。
このランサムウェアの最近の動向では重要なファイルはバックアップがある事から、より身代金を得るために、バックアップを狙って暗号化するといった手法に変化しています。
新型コロナウィルスによってデジタル・ビジネスが加速され、従来の企業内インフラストラクチャの枠外に多くのデジタル資産 (そして従業員も) が置かれるという傾向も加速し、情報セキュリティの考え方が益々、重要視されております。
この様に企業を取り巻く情報資産の管理は日々変わっており、またそれに伴いサイバー攻撃の手法も日々、高度化しております。
一方でデジタル・フォレンジック調査を使った社内調査も数多くあり、従来のようにPCやスマートフォンを解析するご相談も多くございました。
アスエイト・アドバイザリーは外部のCSIRTとして様々なインシデントに対応し、原因究明、被害範囲の特定などを通じて必要な処置をおこないサイト復旧や再発防止の構築をワンストップでご提供しております。
このような状況に対応するためには、
「組織が未来へと安全に向かえるようにする、柔軟性、俊敏性、スケーラビリティ、コンポーザビリティに優れたセキュリティ・オプションが必要」
とガートナーは提言しています。
弊社においてもデジタル・フォレンジック調査を中心に外部のCSIRTとして、組織が危機的状況に陥ったとしても未来へと安全に向かえるように少しでもお役に立てるよう、より一層のサービス向上を目指して参ります。
本年も、変わらぬご支援のほど、どうぞ宜しくお願い致します。
アスエイト・アドバイザリー株式会社
代表取締役社長
田中 大祐