派遣社員による通報
人材派遣会社A社において弊社の内部通報窓口を設置した。
A社における2019年度の実績は毎月5件程の通報があった。
そのうち不正、パワハラで問題になったものが年間で4件であった。
【事例】
IT会社B社に派遣されたN氏がB社によるパワハラを内部通報窓口より通報、人材派遣会社は弊社からの連絡を受け、B社と協議、確認をしたところ、パワハラと思われる事案が確認された。
実際にパワハラをしたとされる当事者に確認したところ、本人はパワハラとは思っておらず、相手に悪いことをしたと反省を述べた。
そのため、通報者と話し合いの末、当事者と和解することが出来た。
結果として派遣先のB社は訴えられることはなく、N氏も和解後はB社にて継続して働いている。
B社からは事態が悪化する前に事前に発見出来て良かったとの声が寄せられた。
この様に、派遣社員がパワハラや、セクハラに遭遇することは珍しくありません。
また派遣先に内部通報窓口がなく、派遣先でのトラブルや不正を相談する先がないことが派遣社員のストレスとなることがあります。
その結果、退職を願い出たり、派遣社員が精神的に追い込まれたりと、派遣会社、社員、派遣先にとってデメリットとなってしまいます。
今回の例では人材派遣会社でしたが、内部通報窓口が、不正による被害を事前に防いだり、社内の環境の改善に繋がったり、就職希望者が増えたりと、メリットとなることも多々あります。
弊社では専門のスタッフが通報を受け付けております。長年の不正調査の経験を基に、通報に対しての対処のアドバイスや、実際に不正の調査をさせていただくことも可能となっております。
もしまだ内部通報窓口を設置していないのであれば一度検討してみることをお勧めいたします。